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東本願寺はどこにある?京都駅からの行き方と見どころ完全ガイド【2025年12月最新版】

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東本願寺はどこにある?京都駅からの行き方と見どころ完全ガイド【2025年12月最新版】

京都駅周辺を歩いていると、北側にどーんと大きな屋根が見えてきて「あれって東本願寺かな?でも東本願寺はどこにあるんだろう」と気になったことがある方、多いと思います。

東本願寺は京都駅のすぐ近くにあるのに、「最寄駅はどこ?」「何分くらいで着く?」「西本願寺とはどう違うの?」など、意外と細かいところが分かりづらいスポットなんですよね。しかもお寺なので、拝観料や参拝マナーも気になるところだと思います。

そこで今回は、東本願寺の場所やアクセス、見どころを旅行者目線で分かりやすくまとめました。京都に来る前に読んでおくと、当日の動き方がかなりイメージしやすくなるはずです。

「とりあえず京都駅には着いたけれど、どの出口から出て、どっちに歩けばいいの?」というあなたにも、「西本願寺と東本願寺の違いをさくっと知りたい」というあなたにも役立つ内容にしているので、気になるところだけ拾い読みしてもらっても大丈夫ですよ。

この記事では、以下のような疑問を解消します:
  • 東本願寺がどこにあり最寄駅からどう歩くか
  • 東本願寺の拝観料や開門時間など基本情報
  • 東本願寺は何分で回れるかと見どころの優先順位
  • 西本願寺との違いや歴史的な関係がどうなっているか

東本願寺はどこにある寺院か

まずは「東本願寺はどこにあるのか」という一番大事なポイントから整理していきます。東本願寺は、正式名称を「真宗本廟」といい、浄土真宗・真宗大谷派の本山です。

京都市下京区の烏丸通と七条通が交わるエリアに位置していて、京都駅の北側、徒歩圏内に広がる大きなお寺なんですね。

観光のイメージとしては、「京都駅を出て最初に立ち寄りやすい大規模なお寺」です。新幹線や在来線で京都に到着して、荷物をコインロッカーに預け、そのまま歩いて向かえる距離感なので、旅のスタート地点としても使いやすいロケーションかなと思います。

京都東本願寺の最寄駅はどこ

東本願寺の最寄駅は、大きく分けると「JR京都駅」と「京都市営地下鉄・五条駅」の二つです。どちらから歩いても10分かからないくらいなので、京都観光の玄関口としてはかなりアクセスが良い部類に入ります。

JR京都駅からの行き方

一番分かりやすいのは「JR京都駅・烏丸中央口」から出るルートです。中央口を出ると正面に京都タワーが見えるので、その方向に進み、烏丸通を北(タワーの方向)へ歩いていきます。

七条通との大きな交差点を渡ると、左手側に広い境内と御影堂門が見えてくるはずです。

雨の日や暑い日は、京都駅地下街ポルタから烏丸通方面へ抜け、地上に上がってから北上すると、横断歩道周りが少しスムーズになりますよ。

地下鉄・五条駅からの行き方

地下鉄烏丸線「五条駅」から向かう場合は、1番出口付近から地上に出て、烏丸通を南へ下ります。しばらく歩いていくと右手側に東本願寺の境内が見えてきます。

体感としては「京都駅から歩くより、少しだけ静かな街並みを楽しみながら向かえるルート」という感じです。

最寄駅からの徒歩時間の目安

  • JR京都駅(烏丸中央口)から徒歩約7〜10分
  • 地下鉄烏丸線・五条駅から徒歩約5〜7分
  • 市バス「烏丸七条」バス停から徒歩1〜2分

東本願寺アクセスと地図情報

東本願寺の住所は「京都府京都市下京区烏丸通七条上る」。少し独特な表記ですが、要するに「烏丸通と七条通の交差点の北側一帯」です。

地図アプリで検索する場合は「東本願寺」もしくは「真宗本廟」と入れれば問題なくヒットします。

京都駅エリア全体の動き方は、移動手段をどう組み合わせるかでかなり変わってきます。例えば、京都駅からほかのエリアへも効率よく回りたい場合は、タクシーや地下鉄をうまく使うのがコツです。

京都駅周辺の移動については、同サイト内の記事「京都駅周辺で時間を無駄にしない移動方法のコツ」でも詳しく解説しているので、合わせてチェックしてもらえると、東本願寺を軸にしたルート作りがかなり楽になると思います。

住所のおさらい
京都府京都市下京区烏丸通七条上る常葉町754

東本願寺の入場料はいくらか

東本願寺の境内と堂内(御影堂・阿弥陀堂)の拝観は、基本的に無料です。予約も不要で、開門時間内であれば誰でもふらっと立ち寄って参拝できます。

京都は有料拝観のお寺も多いので、「ここは無料でいいの?」と不安になるかもしれませんが、東本願寺に関しては安心してお参りして大丈夫です。

ただし、東本願寺の飛地境内である庭園「渉成園(枳殻邸)」は、庭園維持のための寄付という形で、一人あたりおおよそ数百円程度の目安が設定されています(高校生以下は少し安め)です。

こちらは時期や運営方針によって変わる可能性があるので、訪問前に公式情報を確認しておくと安心です。

拝観料・寄付金額はあくまで一般的な目安です。最新の金額や受付方法は、必ず東本願寺および渉成園の公式情報を確認してください。特に特別公開や行事期間中は、通常と異なる運用になることがあります。

東本願寺は何分で回れる目安

「どれくらい時間を取ればいい?」というのも気になるところですよね。

僕の感覚では、御影堂と阿弥陀堂を中心にさらっと回るだけなら20〜30分、じっくり建築を眺めたり、堂内で静かに過ごしたりするなら40〜60分くらいあると心に余裕が持てるかなと思います。

修学旅行向けの所要時間の目安でも「30分程度」とされることが多く、標準的には30分前後をイメージしておけば大きく外れることはありません。

所要時間の目安(一般的な例)

回り方 内容 目安時間
とりあえず雰囲気だけ 境内を歩いて御影堂・阿弥陀堂を外から眺める 15〜20分
標準的な参拝 御影堂・阿弥陀堂の堂内参拝+写真撮影 30〜40分
じっくり建築を味わう 堂内で静かに過ごし、展示や説明もチェック 60分前後
渉成園もセットで 東本願寺参拝+渉成園の庭園散策 90〜120分

あくまで一般的な目安なので、混雑状況や歩くペース、写真をどれくらい撮るかによっても変わります。

京都駅発の旅の1スポットとして組み込むなら、「東本願寺だけで30〜40分+移動時間」を見込んでおくと、あとが詰まりにくいスケジュールになりますよ。

東本願寺はどこが魅力なのか

ここからは、「東本願寺のどこがすごいのか」「西本願寺と何が違うのか」といった、もう一歩踏み込んだポイントを見ていきます。

ただ場所を確認するだけでなく、せっかく行くなら、背景や歴史も少し知っておいた方が絶対に楽しいです。

巨大な木造建築としての迫力はもちろん、「浄土真宗のお寺ってどんな教えなの?」「神社と何が違うの?」といった、素朴な疑問も一緒に整理していきますね。

東本願寺は何の神様なのか

まず最初にしっかり押さえておきたいのが、「東本願寺は神社ではなく、お寺」という点です。

なので、祀られているのは神社の神様ではなく、阿弥陀如来という仏さまになります。

東本願寺は浄土真宗・真宗大谷派の本山で、本尊は阿弥陀如来です。御影堂には宗祖・親鸞聖人の御影、阿弥陀堂には阿弥陀如来像が安置されています。

浄土真宗では、「南無阿弥陀仏」と称えて阿弥陀如来をたのむ生き方を大切にします。

参拝に行ったときも、一般的な神社のように「願いを叶えてもらう場所」というより、「阿弥陀さまにあいさつに来た」「親鸞聖人の教えに触れに来た」という感覚でお参りすると、場の空気が少し違って感じられるかもしれません。

東本願寺の何がすごいのか

東本願寺の「すごさ」はいくつかありますが、やはり一番分かりやすいのは世界最大級の木造建築といわれる御影堂のスケール感です。

正面幅はおよそ70メートル近く、高さもかなりあり、堂内には数百畳分の畳が敷き詰められています。実際に中に入ってみると、数字以上にスケールが伝わってくるはずです。

さらに、境内には阿弥陀堂、御影堂門、阿弥陀堂門、鐘楼、手水屋形など、見応えのある建築がぎゅっと集まっています。

特に御影堂門は、京都三大門のひとつにも数えられるほどの迫力で、門をくぐって振り返ったときの景色もおすすめです。

個人的に「ここがすごい」と感じるポイント

  • 京都駅から徒歩圏内とは思えない、静かな広がりのある境内
  • 御影堂と阿弥陀堂の圧倒的なスケールと重厚感
  • 無料で堂内まで入れて、木造建築の細部を間近に感じられること
  • 参拝案内や法話など、「教え」に触れる機会が用意されているところ

西本願寺と東本願寺は何が違う

よく聞かれるのが「西本願寺と東本願寺って、何が違うの?」という質問です。

ざっくり言うと、どちらも親鸞聖人の教えを受け継いだ浄土真宗のお寺ですが、宗派としては別の教団になっています。

西本願寺は「浄土真宗本願寺派」の本山で、通称「お西さん」。東本願寺は「真宗大谷派」の本山で、通称「お東さん」です。

元々はひとつの本願寺でしたが、歴史の中でいろいろな事情が重なり、最終的に江戸時代に東西に分かれていきました。

観光の目線で分かりやすい違いとしては、以下のようなところですね。

  • 所在地:西本願寺は堀川七条周辺、東本願寺は烏丸七条周辺
  • 伽藍構成や建築の雰囲気は、それぞれ少しずつ個性が違う
  • 宗派名・本山の正式名称が異なる

とはいえ、どちらも浄土真宗の寺院で、根っこの教えは共通しています。時間に余裕があれば、東本願寺と西本願寺をセットで回って違いを体感してみるのも、京都駅周辺観光の楽しみ方のひとつです。

東本願寺と西本願寺は仲が悪いか

インターネット上でも時々話題になるのが「東本願寺と西本願寺は仲が悪いの?」という話です。

確かに、歴史をたどると、教団の運営や後継問題などをめぐって対立があった時期もあります。

ですが、現代の関係性だけを切り取るなら、「いがみ合っている」というイメージは持たなくて大丈夫です。

今では、浄土真宗系の複数宗派が参加する「真宗教団連合」の一員として、それぞれの立場を保ちながらも協力し合う枠組みも整えられています。

参拝者としては、「歴史の中でいろいろあったけれど、今はそれぞれのスタイルで浄土真宗の教えを伝えている」と受け止めておくくらいがちょうどいいかなと思います。

東本願寺のトップは誰なのか

東本願寺(真宗大谷派)のトップにあたる役職は「門首(もんしゅ)」と呼ばれます。

門首は、真宗大谷派に属する僧侶や門徒を代表し、真宗本廟である東本願寺において宗祖・親鸞聖人の御真影のお給仕と仏祖崇敬の任にあたる立場です。

現在の門首は、第26代の大谷暢裕(おおたに ちょうゆう)門首です。南米・ブラジル育ちで、物理学者としての顔も持つ少しユニークな経歴の持ち主でもあります。

参拝者としては門首と直接関わる機会はあまりありませんが、「このお寺の信仰面・教団運営の象徴として、こういう方がいらっしゃるんだな」と頭の片隅に置いておくと、東本願寺という場の重みが少し違って感じられるかもしれません。

なお、人事や役職は時間とともに変わりうるので、最新情報は公式サイトで確認しておくのがおすすめです。

西寺がなくなった理由とは

ここで少し横道にそれて、「西寺(さいじ)」の話も触れておきます。

平安京には、現在も残っている「東寺(とうじ)」と対になる官寺として「西寺」が建てられていました。

しかし、西寺はその後、度重なる火災や右京地域の衰退などが重なって、鎌倉時代の頃には完全に廃寺になってしまいます。

衰退の背景には、右京一帯の水はけの悪さや居住環境の悪化もあったとされており、人々の生活の場としての魅力が薄れていったことも大きかったようです。

現在は「西寺跡」として史跡に指定され、公園として整備されています。

「東寺と西寺が対になっていた平安京の姿」を想像しながら歩いてみると、京都の地理や歴史が少し立体的に感じられますよ。

西寺は場所も時代背景も東本願寺とは別物ですが、「京都の東西一対の寺院が片方だけ残った」という意味では、東寺と西寺の関係を知っておくと、京都という都市の変遷を考える手がかりになります。

東本願寺はどこか総まとめ

あらためて整理すると、東本願寺はどこかと聞かれたら、「京都駅北側、烏丸七条に広がる真宗大谷派の本山」と答えるのが一番シンプルです。

徒歩10分以内で行ける距離に、これだけスケールの大きい木造建築群がまとまっているのは、京都の中でもかなり貴重な存在だと思います。

移動のしやすさと拝観しやすさ、どちらもバランスがいいので、京都観光のスタート地点としても、帰る前の最後の一カ所としてもおすすめです。

早朝に訪れると人も少なく、堂内で静かに過ごせる時間帯に出会えることもあります。京都の朝時間をもっと楽しみたい方は、朝ごはんスポットをまとめた「京都の朝ごはんと早朝観光を楽しむガイド」も参考になると思います。

まとめ

  • 東本願寺は京都駅北側の烏丸七条に位置する真宗大谷派の本山で正式名称は真宗本廟
  • 最寄駅はJR京都駅と地下鉄五条駅でいずれも徒歩10分以内とアクセスが良い
  • 境内と御影堂・阿弥陀堂の拝観は基本的に無料で渉成園のみ寄付形式の拝観料が必要になる
  • 所要時間の目安はさっと見るなら20〜30分じっくり味わうなら40〜60分を見込むと安心
  • 本尊は阿弥陀如来で御影堂には宗祖親鸞聖人の御影が安置されている
  • 世界最大級の木造建築といわれる御影堂をはじめ巨大な伽藍のスケール感が大きな魅力となっている
  • 西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山東本願寺は真宗大谷派の本山として宗派や所在地が異なる
  • 歴史的には対立の時期もあったが現代では真宗教団連合などを通じて協調関係も築かれている
  • 真宗大谷派のトップは門首と呼ばれ現在は第26代大谷暢裕門首がその任に当たっている
  • 西寺は平安京時代の官寺だったが度重なる火災や右京地域の衰退などで廃寺となり現在は西寺跡として残る
  • 京都駅からの動線が良いため旅の初日や最終日に組み込みやすい観光スポットになっている
  • 東本願寺と西本願寺をセットで巡ると京都駅周辺だけでも浄土真宗の歴史と建築を深く味わえる
  • 拝観時間や寄付金額などの具体的な数値は変わる可能性があるため事前に公式サイトで最新情報を確認することが重要
  • 宗教的な内容や法要参拝の詳細について不安がある場合は寺院の窓口や旅行会社など専門家に相談しながら計画すると安心感が高まる

本記事で紹介している拝観時間や料金などの情報は、すべて一般的な目安として記載しています。最新かつ正確な情報は、必ず東本願寺および関連施設の公式サイトや案内所でご確認ください。

また、宗教行事への参加や旅程の組み方などで不明点がある場合は、寺院の担当窓口や旅行会社などの専門家に相談したうえで、最終的な判断を行っていただくことをおすすめします。

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